その時は、”次期PCを買ったら返してね”という話だったのですが、その方、タブレットを気に入ってしまったらしく、しかもかなりご高齢の方で、そろそろ仕事から引退しようかと考えているらしく、新しいPCの購入に踏ん切りがつかないらしい。
私は私で、時折そこいらに持ち出して使えるタブレットは割合重宝していまして、加えて、そのあと購入した小型のWindowsタブレットがメモリ&容量不足で重い・空きない・Win11非対応(Rufus使ってもインスト不可)なので、そこそこ使えるタブレットがほしいなーと、久しぶりにオークションをあさり…
これが今回のタブレット。
とりあえず、付属していたストラップ付カバーを外します。
この外し方については
メーカーサイトにて取説を公開していますので、そちらを参考にどうぞ。
カバーを外したら、本体を裏返して、4すみにあるねじを外します。
ここまでは普通に想像ができます。これからが問題。
とりあえずどこかにへらを突っ込む隙間がないかなとみてみましたが、あまりよさそうなところがない。
で、角のゴムの部分を手でぐっと押し広げて、できた隙間にヘラをグイっと突っ込んだら・・
ちょうどコネクタ回りのところで、ぺちっという軽い音とともにこの辺の爪が外れたので、慌ててそこにヘラを移動。
で、広がった隙間にもう一本のへらを差し込み、まだ爪が外れてない方へグイっと移動すると、ぺちぺちと爪が外れていきます。
ある程度まで外れると、外れにくくなってくるので、無理はしないでもう1辺側を同じようにぺちぺち。
ここまでくれば後は同じように全周をぺちぺちと。
外します。
せっかく外したので、爪の位置を印してみました。ご参考までに。
ちなみに、一番上の辺のみ、爪が下側にあり、それ以外の3辺は爪が上側についています。
で、裏ブタが外れたらパかっと開けば中にアクセスできるのですが、タブレットの下の方で、表と裏の基盤がフィルムケーブルでつながっているので、それを切らないように、そっと広げます。
真ん中にある黒くてでかいのがバッテリー。M2SSDはフィルムケーブルの下に配置されています。
早速換装。取り合えず、バッテリーコネクタを外して、電源を切り離します。
まずはSSDから。
換装ように購入したSSDがこちら。
ORICO Y20M M.2 SATA SSDというやつ。容量512GB。
今回はPCの元値が元値なので、極力安いもので選定しています。…といってもあまり不安なものは使いたくなかったので、この辺もAmazonで探しました。
まず、本体のSSDを取り外そうと・・・おや?
フィルムケーブルがテープで固定してあります。
フィルムケーブルを傷めないように、そおっとテープをはがして・・・
固定ねじと固定部品を外すと、M2SSDが浮き上がってきます。
取り外したら、新しいM2SSDを取り付けて、完了。
続いてバッテリー交換。
交換用のバッテリーがこちら。
互換用バッテリー。ほかの出品者が軒並み1万円を超える中、この出品者だけが6000円台。
多少の不安を覚えつつも、交換に臨みます。
とりあえず袋からだして、じろじろと・・・
これ、純正バッテリーじゃね?
互換品でも1万越えなのに、純正猫の値段はあり得ない・・・もしや、使い古しの中古バッテリーじゃないだろうな…とはおもいつつも。さらに続けます。
バッテリーは3本のビスで止まっているので、それを抜いて、取り外します。
こっちが取り外したバッテリー。
印刷は似てないけど、どちらもFujtsuの社名入りだし、微妙だなぁと思いながらも、新しいバッテリーをインストール。
コネクタ回りのケーブルが固い&コネクタまでが短いので、差し込むのに手間取りましたが何とか終了。
ふたを閉めるのは、単純に押し込んでいけばいいので簡単なのですが、動かなかったらばらすのは苦労しそうなので、完全に占める前に起動チェック。
BIOSレベルでハードを認識しているようなので一安心。
ふたを閉めて、完了です。
この後、バックアップからレストアするのに起動Diskを作ってなかったことに気が付き、別マシンで作ってみるも起動せず。
仕方がないので、Win11アップグレードUSBを作ってそこから起動、メニューを進めると、途中に”このマシンを復元”みたいなメニューが出るのでそこからレストアをかけ事なきを得ました。
完璧〜〜〜!
と思いきや…あれ?充電が始まらない?
バッテリーユーティリティで見てみると
バッテリーがないって?
いやな予感が的中か?バッテリー不良品か?
・・・いや待て待て、こういう時はまず自分の作業を疑え。
今一度分解。
2回目の分解は慣れたもので、ものの10分程度で蓋を開くことができました。
でもって・・・
コネクタの差し込み不良orz
しっかり差し込みなおしたら、途端に起動しちゃいました。
で、バッテリー情報。
新品のわりになぜか充電回数が多いですが、バッテリー自体は100%。
値段の割にはまとも。というか、とりあえず文句なし。
最後に、いつものバッチファイルでバッテリーの持ちを検証。
画面を最高輝度にして、ネットワーク上の1920x1080動画をフルスクリーンで表示させ続けながら時間を記録するバッチファイルを裏で実行、休止状態に移行するまでの時間を測定します。
結果、4時間20分再生。実用上の問題なし。
ちなみに、このマシンの公証バッテリー持続時間は11.5時間。
こんな長く使えるんか?どうやって計ってるんだ?と思ったら、JETIA2.0測定法というのが書いてありまして。
1)フルスクリーン動画を既定の輝度で再生し続け、休止状態になるまでの時間
2)画面を表示させたまま、何もせずに置いといて、休止状態になるまでの時間
を足して2で割るという方法だそうで。
動画の方は私がやったのと大して変わりなさそうなので、
公証11.5時間*2-動画再生4.3時間=18.7
となり、約19時間ほどほっといたまま電源が持てば公証通りとなります。
・・・・やらないよ?19時間もいれっぱなんて・・・・